JavaScriptの“もろい”タイプセーフを解決する「Onux JS++」:タイプセーフの仕組みを解説
JavaScriptにはさまざまな欠点があり、その1つであるタイプセーフを実現するツールも複数存在する。今回は、JavaScriptでタイプセーフを実現する実装の1つ、「Onux JS++」について、Onuxの創設者に話を聞いた。
「JavaScriptはもろいプログラミング言語だ。タイプミス1つでサーバがダウンすることもある」。そう話すのは、ロンドンに拠点を置くOnuxの創設者ロジャー・プーン氏だ。
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JavaScriptを重視するMicrosoft、Facebook、Google
実のところ、JavaScriptの型チェックがコンピュータ科学の最重要分野の1つであることは確かだ。Microsoft、Facebook、Googleがこの問題に取り組んでいることからも、それがいかに困難かつ重要であるかが分かる。
JavaScriptには6つの型がある。Object、Number、String、Boolean、Null、未定義の6つだ。
問題なのは、99%の正確性ではよしとはされず、100%の正確性が求められることだ。
OnuxはJavaScriptの「タイプセーフ」版である「Onux JS++」をリリースした。プーン氏によれば、コードを実行せずにJavaScriptを分析するのは非常に難しく、その上Webブラウザやプラットフォームごとにコードの実行方法が異なる場合があることから、このテクノロジーを思い付いたという。
JS++の型システムはオプションかつ妥当
「妥当」というのは、開発者が型を宣言することに決めたら、コンパイル時も実行時も、その型の正しさが常に保証されることを意味する。これにより、開発者は小さな変更を1つ加えただけでアプリケーションが停止してしまうという心配をせず、自信を持ってコードの品質を徐々に改善していくことができる。
JS++のソリューション(特許出願中)は、JavaScriptの全ての型を1つの型に「統一」する。
続きはComputer Weekly日本語版 8月3日号にて
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