特集/連載
モバイルコンピューティングを変えた10台の「殿堂入り」ノートPC:「その功績を等しくたたえたい」(1/4 ページ)
画期的な製品の登場によって、巨大産業は変化する。2006年以降に登場したクライアントノートPCで、その後のモデルに大きく影響した「記念碑」的な特徴を備えた10台を紹介する。
「現代のモバイルコンピューティングに影響を及ぼした10台」としてこの記事で紹介するクライアントノートPCは、いずれも登場したときには画期的な製品だったことを、まずはあらためて思い返してほしい。理由は何であれ、IT関連ニュース媒体でトップを飾るのにふさわしいほどに革新的だった。その主な理由は、見た目に分かりやすい「デザイン」だけでなく、重要な技術や機能、優れた処理能力を多くの関係者やユーザーが評価していた。
あらゆる革新的な製品が今に至るクライアントノートPCをどのように形成したのかを振り返るのは非常に楽しい作業だった。本稿では、モバイルコンピューティングの歴史に名を残した2004年以降に登場したモデルを振り返った。その中には風変わりなソニーのモデルもあれば、Hewlett Packard(HP)のモンスターマシンもあった。今はないベンダーの超小型マシンも忘れてはならない。
どのノートPCも独自の方向性でモバイルコンピューティングに進化に大きく貢献している。それ故に、この種の記事でよくあるような「順位付け」のような愚かなことはせず、全てのモデルでその功績を等しくたたえることにした。
併せて読みたいお勧め記事
ノートPC苦境の時代?
- 「iPad Pro」がMacとWindows PCを駆逐? 「それは無理」と断言される理由とは
- 「これしかないMacBookはかえって不便」──USB Type-Cの普及を阻むPCベンダーの勘違い
- オフィスからPCが消えて「iPad Pro」ばかりになると考える人たち
- 「iPad Pro」登場で“PC終了のお知らせ”がやっぱり現実に?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.