「Bluemix Runtime for Swift」が正式リリース
Appleの開発言語「Swift」にBluemixが対応、iOSアプリ開発に変化は?
IBM技術を使う開発者は、Appleのオープンソースプログラミング言語「Swift」を使ってネイティブなiOSアプリケーションを作成できるようになった。
IBMは「IBM Bluemix Runtime for Swift」(BluemixのSwiftランタイム)を2016年9月に正式版へ移行し、一般向けに提供開始した。同社がこのランタイムを「IBM InterConnect」で発表してから約7カ月後のことだった。このランタイムによって、開発者はIBMのPaaS型クラウドサービス「IBM Bluemix」でプログラミング言語の「Swift」を使って、ネイティブiOSアプリケーションを構築しデプロイできるようになる。IBMが同じくInterConnectで発表したSwiftベースのオープンソースWebフレームワーク「Kitura」によって、BluemixでSwiftを使ってサーバサイドアプリケーションを構築し、デプロイすることも可能だ。
「Swiftはバックエンドでも利用できる。われわれは、この機能をIBMクラウドで活用するために投資をしている」と、IBMのモバイル担当副社長を務めるフィル・バッケルー氏は、2016年4月のインタビューで述べている。
Swiftは2014年に「Objective-C」に代わってiOSのメインプログラミング言語となり、Appleは2015年にSwiftをオープンソースとして公開した。最新版のSwift 3.0は2016年9月にリリースされた。これはオープンソース化されてから初のメジャーバージョンだ。このバージョンでサーバサイドアプリケーションが新たにサポートされたのは偶然ではない。IBMは、クラウドでSwiftを使ってアプリケーションを構築するための新しいオープンソースWebフレームワーク「Kitura」の開発にも貢献した。
TIOBE Softwareが毎月発表しているプログラミング言語の人気ランキングによると、開発者の間でSwiftの人気は2016年9月時点で13位。1年前は16位だった
「Swiftの場合のように、新しいプログラミング言語のエコシステムが生まれることは、なかなかない」と、IBMのMobileFirst担当副社長のマイク・ギルフィックス氏はComputerworldによるインタビューで語っている。
Bluemix Runtime for Swiftの存在は、IBMとAppleの提携にも大きな役割を果たしている。両社は提携に基づき、特定業種向けのiOSアプリケーションも開発している。また、AppleはIBMの「Watson」技術を利用して、こうしたアプリケーションの一部にAI(人工知能)を統合する計画だ。BluemixではWatson APIが提供されており、開発者はこれらを使ってアプリにAIを組み込むこともできる。
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