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根強い「Microsoft Office」の人気、情報共有ツールのクラウド活用は進むのか情報共有・知識継承に関する調査レポート

TechTargetジャパン会員とキーマンズネット会員を対象に、「企業の情報共有・知識継承に関する読者調査」を実施した。本レポートでは、その概要をまとめた。

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 TechTargetジャパンとキーマンズネットは2017年1月、TechTargetジャパン会員とキーマンズネット会員を対象に「企業の情報共有・知識継承に関するアンケート調査」を実施した。調査結果から、企業の情報共有・知識継承に関するツールの利用状況や検討状況が明らかになった。本稿では、その一部を紹介する(全ての結果を記載したレポートは、文末のリンクから会員限定で閲覧可能)。

調査概要

目的:TechTargetジャパン会員とキーマンズネット会員で、IT製品・サービスの導入に関与する方を対象に、「情報共有・知識継承」について調査するため。

方法:Webによるアンケート

調査対象:TechTargetジャパン会員、キーマンズネット会員

調査期間:2017年1月10日(火)〜1月27日(金)

総回答数:775件

※回答の比率(%)は小数点第1位を四捨五入し表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。


導入しているオフィスアプリケーション

 メールと並ぶ情報共有・知識継承の基本的なツールといえるのが、ワープロや表計算といったさまざまなオフィスアプリケーションをまとめた「オフィススイート」だ。企業はどのオフィススイートを使っているのだろうか。勤務先で導入しているオフィススイートについて聞いたところ、「オンプレミスのMicrosoft Office」が81.9%で一番多かった。続いて、クラウド版のMicrosoft Officeである「Office 365」(23.0%)、「G Suite」(5.2%)と続く。他にもさまざまなオフィススイートがあるものの、Microsoft Officeが多くの企業で引き続き使われていることが分かった。今回はオンプレミスのMicrosoft Officeが8割以上を占めた。だが今後はモバイルデバイスの活用やワークスタイル変革などによって、多種多様なデバイスでどこからでも文書を確認したり、編集したりする需要が増えることから、クラウドのオフィススイートの割合が増えていくことも予想される。

図
図1 導入しているオフィススイート《クリックで拡大、以下同じ》

課題は「コスト」

 オフィススイートやメール、オンラインストレージなどの情報共有・知識継承ツールに対して、企業はどのような課題を抱えているのかを聞いたところ「運用管理コストが高い」(34.7%)、「導入コストが高い」(31.9%)とコストに関する課題が1位、2位を占めた。多くの従業員が日常的に使っており、使えなくなると業務に支障が出てしまうことも多い情報共有・知識継承ツール。障害が起きる可能性も低くはなく、使えなくなった場合すぐに対応する必要があるため、運用管理の手間やコストが掛かっていると考えられる。

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図2 情報共有/知識継承ツールに対して抱えている課題

オンラインストレージに期待が集まる

 企業は今後、どのような情報共有・知識継承ツールの導入を考えているのかを聞いたところ、「オンラインストレージ」が21.8%で1位だった。オンラインストレージを導入することで、従業員は場所やデバイス問わずファイルにアクセスできるため、外出先や自宅などオフィスの外でも仕事がしやすくなる。全てのファイルサーバをオンラインストレージに移行する企業もあり、今後は活用が増える可能性がある。

図
図3 導入を検討している情報共有/知識継承ツール

 その他、回答者の詳細な属性に加えて、情報共有・知識継承ツールの導入/検討状況や投資計画など、本稿で紹介できなかった内容も含めた調査レポートの完全版を提供している。以下から詳細なアンケート結果が無料ダウンロードできるので、ぜひ確認していただきたい(TechTargetジャパン会員限定)。

読者調査レポート

「情報共有・知識継承」に関するアンケート

TechTargetジャパン会員を対象に、企業の「情報共有・知識継承」に関する読者調査を実施した。本レポートは、読者の勤務先における「情報共有・知識継承」に関するツールの業務利用状況などをまとめている


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