Domino's Pizzaのフランチャイズ店がIoT導入へ、レストランの温度管理に活用:予測型の食品安全管理を目指す(1/2 ページ)
Domino's Pizzaのフランチャイズ店は、IoTの導入によって手動プロセスの自動化、コストの削減、予測型の機器メンテナンスに取り組み、ピザ作りにまい進しようとしている。
食品サービス業界では、他の全ての業界と同様に、インターネットや通信技術の活用が進んでいる。
Domino's Pizzaの3つの大規模フランチャイズグループは現在、IoT(モノのインターネット)の導入に乗り出している。管理プロセスを改善するためだけでなく、レストランの温度監視、食品安全、顧客満足、予測型メンテナンスをリアルタイムに支援する狙いもある。
MAR Pizza of Los Angeles、Domino's Team St. Pete、Domino's Team New Bedfordは、いずれもUnified Officeの分析・通信プラットフォームサービス「Total Connect Now」を利用しており、同社の新サービス「TCNOPS」(Total Connect Now Operations Performance Suite)を導入する計画だ。マネージドハイブリッドクラウドサービスであるTotal Connect Nowは、店舗レベルとグループ全体でのパフォーマンス監視機能を提供する。Unified Officeの創業者でCEOを務めるレイ・パスクアーリ氏は、「新たにTCNOPSをラインアップしたことは、われわれにとって自然な進化のステップだ」と語る。
「こうした顧客の話を聞いて彼らの苦労を知っていたので、これらのフランチャイズがビジネス運営に利用している既存の分析プラットフォームにIoTレイヤーを加えることは、簡単な判断だった」とパスクアーリ氏は付け加える。
同氏によると、TCNOPSは2017年2月初めに発表され、好評を博している。Unified Officeの“秘密のソース”(同氏)である「Highest Quality Routing Protocol」によるブロードバンド接続を利用して、TCNOPSは、レストランなどの中小企業をコネクテッド時代に移行させ、リアルタイム監視にとどまらず、本格的な予測型のプロアクティブ分析の恩恵を受けられるようにすることを目指しているという。
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