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隠れたオブジェクトストレージのメリット「バックアップ不要説」は本当か:ここが違う、従来型ストレージとオブジェクトストレージ【後編】(3/3 ページ)
この記事では2回に分けてオブジェクトストレージの特徴とメリットを解説する。後編では、可用性とデータ保護手法から有力ベンダーの適材適所の考察を紹介する。
オブジェクトストレージプラットフォーム市場
最後に、主要なオブジェクトストレージベンダーの製品を考察してみたい。ここで取り上げるのは、Caringo、DataDirect Networks、Dell EMC、日立データシステムズ、IBM、NetApp、Scalityの製品だ。以下に、各ベンダーが提供する製品の簡単な概要を示す。
Caringoはスタンドアロンオブジェクトストレージベンダーの1つとして注目に値する。同社は「Caringo Swarm」オブジェクトストレージプラットフォームに加えて、「Caringo FileFly」を提供している。Caringo FileFlyを使うことで、企業はMicrosoftの「Windows」とNetAppの既存のファイル共有をCaringo Swarmクラスタに移行できる。
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