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VMwareの移行先として「IBM Cloud」は本当に“使える”のか?「IBM Cloud」が最適な理由

企業のクラウド導入が進む一方で、全てをクラウドネイティブに刷新することが正解とは限らない。既存環境を生かしながらクラウドのメリットを享受することはできるのか。

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 オンプレミスのVMware環境をクラウドへ移行する企業が増えている。VMwareで稼働する基幹システムなども例外ではなく、クラウドをどう活用するかが企業にとって大きな課題となっている。そうした中、多く寄せられるのが「クラウドに移行するとしても品質やパフォーマンスは維持し、運用手順なども作りこんだ既存環境はできる限り生かしたい」といった要望だ。

 既存環境を生かしながらクラウドに移行する、というと思い浮かぶのは「ハイブリッドクラウド」だ。そこで注目したいのが「IBM Cloud」である。ベアメタルサーバを得意とするIBM Cloudは、既存システムとの親和性の高いクラウドプラットフォームだ。2016年にはVMwareと提携し、「VMware Cloud Foundation」によるSDDC(Software Defined Datacenter)環境をIBM Cloudで利用できる「VMware Cloud Foundation on IBM Cloud」を発表した。オンプレミスのVMware環境とシームレスに連携したハイブリッドクラウドを実現できるというが、実際はどうなのだろうか。

 IBMはVMwareに関するノウハウも豊富で、先日はVMwareコミュニティーに大きく貢献したvExpertとして、IBMの5人のエンジニア、スペシャリストが表彰された。今回はそのうちの2人にインタビューする機会を得て、VMwareのクラウド移行について詳しく聞いた。

(前段左から)IBM 平山 毅氏、安田 忍氏、玉川雄一氏(後段左から)葉山慶平氏、多田勇樹氏

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