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iPhoneで使えるAppleの企業向けメッセージ「Business Chat」が大注目の訳:「Facebook BusinessとGoogleの合わせ技」が実現する可能性も(1/3 ページ)
Appleは、企業向けチャット機能「Business Chat」を通して、あらゆる企業と消費者のコミュニケーションを加速させようとしている。
Appleの企業向けチャット機能「Business Chat」は、まだ市場に出てさえいない。同製品は、一度普及すれば、カスタマーエクスペリエンスの常識を変える可能性を秘めている。
Appleは、2017年6月に開催したWorldwide Developers Conferenceで、同製品について発表。同社は、「Business Chatは、企業間の共同作業や業務連絡、業務管理に非常に役立つツールを提供する」と説明した。
2016年、Appleは、モバイル向けOS「iOS 10」発表と同時にiMessageを強化した。iOS向けアプリケーションの開発者は、iMessageに自身のアプリを統合可能になった。つまり、ユーザーは、iMessageで会話しながら、同じ画面で他のアプリを利用できる。iMessageは、ゲームなどの娯楽アプリで広く使われている、企業にはそれほど普及していない。
Business Chatは、iMesssageの機能を拡大し、企業やコンタクトセンターなどでも利用可能にするという。
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