ASUSが「Windows Mixed Reality」対応ヘッドセット発表、その新しさとは?:セットアップも簡単
ASUSはCES 2018においてMR(複合現実)ヘッドセット「ASUS Windows Mixed Reality Headset」を発表した。本稿で詳細を紹介する。
ASUSはCES 2018において、MR(複合現実)ヘッドセット「ASUS Windows Mixed Reality Headset」を発表し、その画期的なデザインと快適な装着感をアピールした。
「Windows Mixed Reality」はMicrosoftのテクノロジープラットフォームだ。ユーザーはヘッドセットを装着して、仮想の世界に入り込むことができる。Microsoft Storeでは、Microsoftの「Minecraft」など、さまざまなアプリやゲームが既に利用できるようになっている。Windows Mixed Realityの詳細についてはMicrosoftの製品ページをご覧いただきたい。
このヘッドセットは黒一色の立体感のあるデザインに仕上がっている。クッション性の高い素材が快適な装着感をもたらす。ヘッドセットの前面が跳ね上げ式のため、着脱の手間がかからない。ヘッドセット本体の重さは約400グラムと比較的軽量だ。この重さの大半がユーザーの前頭部と後頭部にかかる。ASUSによると、ヘッドセットには抗菌性と速乾性のある素材が使用されているという。
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10分でセットアップ
ASUS Windows Mixed Reality Headsetの大きなセールスポイントの1つがセットアップの容易さだ。ASUSによると、10分もあればセットアップできるという。外部センサーは必要としない。代わりに、ヘッドセット前面に2つの追跡カメラがあり、これらが環境をマッピングする。PCとはHDMIやUSBケーブルで接続する。
ASUS Windows Mixed Reality Headsetの解像度は3K(2880×1440)で、表示を滑らかにするため、最大90Hzまでのリフレッシュレートをサポートする。曲がりなりにもベストな表示を得たいのであれば、比較的高性能のPCにヘッドセットを接続する必要がある。Microsoftの「Windows 10」も必須だ。
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