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RPAソフトウェア導入を成功させる「3つのアプローチ」とはIT部門の管理が不要で成功した例もある(2/2 ページ)

RPA(ロボティックプロセスオートメーション)導入におけるIT部門の役割は、プロジェクトの範囲や企業のビジネスモデルに応じて変わる。本稿では、さまざまな企業のRPA導入事例を紹介する。

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自動化の「SPARC」

 現在、Fannie MaeにはRPA研究拠点、RPA配信チーム、RPA運用指揮センターを抱えている。これらはいずれも、SPARC(Smart Process Automation and Robotics Center)の管轄下にある。SPARCは、技術部門と事業部門の18人の職員が共同で運営しており、スクラム開発手法を使ってプロセスの自動化を進めている。これまでに、22の社内プロセスがSPARCによって自動化された。

 この作業経験から、RPAソフトウェアが他のアプリケーションの影響を受けやすいことが分かった。他のアプリケーションに適用した更新プログラムやパッチによってbotが影響を受けたり、運用不能に陥ったりしないように、厳密な変更管理手法が必要になる。また、RPA環境の整備について「環境全体が問題なく稼働していることを確認する毎日の再編成の頻度面でメリットがある。botはジョブでミスをすることがない」とカーン氏は説明する。

RPAとIT部門の3つの関わり方

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