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Microsoft、Citrix、VMware 仮想デスクトップの画面転送プロトコルに違いは?安定性をとるか、性能をとるか(2/2 ページ)

Citrix Systems、VMware、Microsoftはいずれも自社のVDI製品に画面転送プロトコルを提供する。どのような違いがあるのだろうか。

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Citrix HDX

 HDXの目的は、帯域幅が狭く、待機時間が長い状態で仮想デスクトップの使いやすさを強化することだ。この点はRemoteFXと似ている。

 HDXは3つの技術的な理念を基盤とする。1つはインテリジェントリダイレクションだ。画面の動作、アプリケーションコマンド、エンドポイントデバイス、ネットワーク、サーバ機能を調査して、アプリケーションやデスクトップの操作をレンダリング(再描画)する方法と場所を瞬時に判断する。この処理はローカルクライアントか、デバイスで発生することがある。

 クライアントのリダイレトは、サーバからタスクをオフロード(負荷分散)してクライアントに配置する。デバイスと周辺機器のリダイレクトでは、Webカメラ、プリンタ、スキャナーをローカルで終端処理することで、ユーザーが本来のUSBの速度でこれらのデバイスとやりとりできるようにする。

 2つ目は適応圧縮だ。

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