特集/連載
「拡張分析」で全社員がデータサイエンティストになる?:「拡張分析」の用途5選【後編】
拡張分析はユーザー企業にどのような恩恵をもたらすのか。今回は代表的な5例の中からシチズンデータサイエンティスト、組織内の知識活用、洞察の自動化について紹介する。
現在のビジネスインテリジェンス(BI)ツールの最新トレンドといえば「拡張分析」(Augmented Analytics)だ。拡張分析は各社の製品や機能群に追加され、企業の活用も着々と進んでいる。前回は代表的な拡張分析の用途5例の中から「データ準備」と「クエリ能力の強化」の2例について紹介した。今回は残りの3例について取り上げる。
併せて読みたいお薦め記事
拡張分析とは何か
- データ分析の3大トレンド「拡張分析」「自然言語検索」「グラフ分析」とは?
- 2019年、アナリティクスのトレンドは拡張分析に要注目
- Tableauが挑む「拡張分析」とは? EmpiricalのAI技術で実現へ
進化するBIツール
用途3.シチズンデータサイエンティストの実現
クエリ能力(queryability)の強化は、データ専門家がデータをより深く掘り下げることを可能にするだけではなく、分析製品のユーザー基盤も拡大する。企業全体でのシチズンデータサイエンティスト(分析の専門家ではない、事業部門でデータ分析をする従業員)の増加は、拡張分析が鍵を握る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.