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事例で分かる「ニューノーマルに向けた社員研修の在り方」とは:社員研修も“集まらない”学びへと進化が必要
テレワークを中心とした新しい働き方が提唱される中で、企業の社員教育はこの先どう進化すべきなのか。あるIT企業の実体験から、リモートネイティブ時代に即したマインドシフトの重要性が見えてきた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、企業に大きな行動変容をもたらした。全社規模のテレワークシフトによって社員研修もまた大きく変わらざるを得なくなった。
日本政府が緊急事態宣言を発令したのは2020年4月7日。ちょうど新入社員を迎え入れる時期だ。「3密を避けよ」というお達しが出て、例年通りの集合研修が困難になった。
あるITディストリビューターもこの状況に混乱した。新卒で入社したシステムエンジニアのために3日間の社内オリエンテーションと約1週間のスタートアップ研修、2週間の研修サービス企業による研修カリキュラムを組んでいたが、これら全てを中止せざるを得なかった。
しかし人事部のマネジャーは長くは悩まなかった。素早く切り替えて代替策をひねり出したという。
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