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「Teams」を危険にする「偽通知メール」問題とは?Teamsのセキュリティを脅かす4つの脅威【前編】

テレワークに不可欠なビジネスチャットツールは、攻撃者の狙い目となっている。主要なビジネスチャットツールの一つである「Microsoft Teams」を取り巻く脅威と対策を学ぼう。

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 ビジネスチャットツールのセキュリティ確保は、企業にとって優先事項の一つになりつつある。世界的にテレワークへの移行が進む中、ビジネスチャットツールの脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになったからだ。Microsoftのビジネスチャットツール「Microsoft Teams」も例外ではない。IT管理者が積極的に脅威対策をしなければ、Teamsのエンドユーザーが危険にさらされる恐れがある。

 サイバー攻撃者は、エンドユーザーをだましてマルウェアをダウンロードさせたり、悪意あるWebサイトを訪問させたりするためにあらゆるツールを悪用しようとする。メッセージのやりとりや会議、共同作業でTeamsを多用する企業は注意する必要がある。

 こうした脅威に加え、コンプライアンスも課題だ。Teamsは動画、テキストメッセージ、業務データといったさまざまなデータを扱う。企業はコンプライアンスを満たしながらTeamsを使い続けるための適切なポリシーを制定しなければならない。本連載はTeamsを取り巻く4つの主要な脅威と、その対策を紹介する。

脅威1.「偽通知メール」によるフィッシング

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