特集/連載
「macOS」のセキュリティ担当者が「Arm」を学ぶべき“当然の理由”:著名研究者がみるAppleのセキュリティリスク
macOSデバイスを攻撃から守るためには、Armアーキテクチャについて学習する必要があるとセキュリティ研究者は言う。それはなぜなのか。macOSマルウェアとArmアーキテクチャの関係を説く。
「『macOS』最新版を狙ったマルウェアについて把握するには、『Apple M1 Chip』(Apple M1チップ、以下M1)内部の仕組みを学ばなければならない」。こう指摘するのは、macOSに詳しい著名セキュリティ研究者のパトリック・ウォードル氏だ。M1は、Appleが独自設計したSoC(プロセッサなどシステムの構成要素を1つのシリコンチップに集約した製品)だ。
併せて読みたいお薦め記事
Apple製品のお役立ち情報
チップを巡る動向について詳しく
- Apple爆速チップ「M1」搭載のiMac、iPad Proを素直に喜べない“切実な理由”
- Mac搭載のApple独自チップ「T2」に見つかった脆弱性は、なぜ厄介なのか
- チップ不足で「PC」の納期遅れと価格高騰が続く? 世界的な部品不足の影響
ウォードル氏は2021年8月に開催された年次のセキュリティカンファレンス「Black Hat USA」で講演。macOSを標的にしたマルウェアの知識を深めるためには、Armアーキテクチャを理解する必要があると述べた。
なぜmacOS攻撃を知るには「Armアーキテクチャ」を知る必要があるのか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.