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ハイスペ機「Surface Laptop Studio」と16時間動く「Surface Pro 8」、買うならどっち?「Thunderbolt」初採用の新Surface

MicrosoftのSurface新製品「Surface Laptop Studio」と「Surface Pro 8」は、同社で初めて「Thunderbolt」ポートを搭載しただけでなく、それぞれ異なる特徴がある。気になる両者の違いとは。

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 Microsoftは2021年9月に発表した「Surface」シリーズの新製品の一部に、Intelらが開発している高速データ伝送技術「Thunderbolt」を採用した。Surfaceシリーズは、同社のOS「Windows」を搭載した2-in-1デバイス(ノートPCとしてもタブレットとしても使えるデバイス)だ。同社はこれまで、Surfaceシリーズに独自規格「Surface Connect」のポートのみを備えていた。そのため従来のSurfaceシリーズは、専用のドッキングステーション(周辺機器を一括接続できるデバイス)にしか接続できなかった。

 上位機種「Surface Laptop Studio」と法人向け機種「Surface Pro 8」は、USB4に準拠した「Thunderbolt 4」のポートを備えている。これにより、さまざまなベンダーのドッキングステーションに接続ができる。AppleやDell、HP、Lenovoなど、Windows搭載PCベンダー各社は以前からThunderboltのポートを採用している。

ハイスペのLaptop Studioか、16時間動くPro 8か

 今回Microsoftが発表したSurfaceシリーズの新製品は全て、2021年10月に同社が提供開始した新OS「Windows 11」を搭載している。中でも同社は、スペックを高めてデザイナーやクリエイターをターゲットにしたSurface Laptop Studioと、法人利用でボリューム販売を見込めるSurface Pro 8の改善に注力。両機種はThunderboltポート以外にも、さまざまな新技術を採用している。

 Surface Laptop Studioは、これまでのSurfaceシリーズから設計を大幅に変更し、使いやすさを追求。ディスプレイをキーボードより手前に移動させ、スタンドに立て掛けたタブレットのように使えるようになった(写真)。ディスプレイを倒して厚めのタブレットのような利用も可能だ。ただしキーボードの取り外しはできない。米国のMicrosoft公式サイトでの価格は1599.99ドルから。

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写真 Surface Laptop Studioはスタンドに立て掛けたタブレットのように使える(出典:Microsoftのプレスリリース)《クリックで拡大》

 従来版からモバイルデバイスとしてのブラッシュアップを図ったのがSurface Pro 8だ。最大16時間のバッテリー駆動時間を実現し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)収束後に向け、外出先での利用に最適化させた。CPUには「Intel Core」第11世代を内蔵してデータ処理速度を高めた。タッチスクリーン用スタイラスペンはマグネットで収納できる。米国のMicrosoft公式サイトでの価格は1099.99ドルから。

 Microsoftは折り畳み式デュアルディスプレイスマートフォン「Surface Duo 2」も販売開始した。背面に広角、望遠、超広角の3眼レンズカメラを備える他、閉じた状態で通知を表示する小型ディスプレイを搭載。通信規格は「5G」(第5世代移動通信システム)に準拠する。米国の同社公式サイトでの価格は1499.99ドルから。

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