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通信大手T-Mobileの「個人情報4000万人以上漏えい事件」では何が起きたのかTechTarget発 世界のITニュース

2021年8月、T-Mobileはサイバー攻撃を受け、顧客4000万人以上の氏名や生年月日が流出。事件が報道されてから同社は事実を認めたが、いつ流出に気付いたかは不明だ。

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 通信事業者のT-Mobileは2021年8月、システムが侵害され、4000万人以上の顧客情報が盗まれたことを明らかにした。流出したデータには、顧客の氏名や生年月日、社会保障番号、運転免許証番号といった個人を特定できる情報が含まれるという。

T-Mobileのデータ流出では何が起きたのか

 T-Mobileによると、データが流出したのは同社の過去や現在の顧客、同社にサービス利用を申し込み中の顧客だ。データには電話番号や口座番号、T-Mobileアカウントの暗証番号は含まれていないという。同社は予防措置として、データが流出した顧客に対し暗証番号の変更を推奨している。

 2021年8月中旬に、T-Mobileのデータ流出についてVice Media Groupが初めて報道した。その後、T-Mobileが声明を発表し、データ流出は事実だと認めた。Vice Media Groupの報道前からT-Mobileがデータ流出について把握していたかどうかは不明だ。攻撃者は「1億人の情報を入手した」と主張しており、T-Mobileが公開した4000万人以上という数字と食い違っていた。

 その後の調査を進める中で、T-Mobileが確認したデータ流出対象の顧客は増えた。当初に想定していたより被害が広範囲に及んでいることが分かった。

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