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10代向けのデータセンター人材“英才教育”に教育機関が本腰 その内容は教育で解決目指す、英国データセンター「スキル危機」【前編】

データセンター業界に特化した学習プログラムを英国の教育機関UTC Heathrowが提供する。データセンター業界の複数企業が協力して作成した、そのプログラムの中身とは。

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データセンター | 教育


 英国の教育機関UTC Heathrowは2021年11月、データセンター業界に特化した学習プログラムを提供すると発表した。14〜19歳の学習者がデジタルインフラ業界に就職するための足場作りをする目的だ。UTC Heathrowは、技術者養成機関University Technical Colleges(UTCs)の一つ。UTCsは、STEM(科学、技術、工学、数学)分野に焦点を当てた学習プログラムを14〜19歳の学習者向けに提供する。

10代が学ぶ「データセンター人材」“英才教育”プログラムの中身とは

 UTC Heathrowは、学習プログラム「Digital Futures Programme」を通して、学習者がデータセンター業界で技術職のキャリアを追求するために必要なスキルと知識を身に付けられるようにする。同プログラムのカリキュラムは、データセンター事業者やクラウドベンダー、教育サービスベンダーが共同で設計した。具体的な社名は以下のとおりだ。

  • CyrusOne
  • VIRTUS Data Centres
  • Ark Data Centres
  • Amazon Web Services
  • Yondr Group Holdings
  • CNet Training

 上記以外にも不動産コンサルティング企業のCBREやIT業界団体techUKなどの組織が、Digital Futures Programmeに参加している。

 Digital Futures Programmeには、既にUTC Heathrowで工学を学ぶカリキュラムに参加している150人に加え、14歳の学習者が最大で100人参加できる。プログラムを修了した学習者は、大学入学資格として利用可能な職業資格「BTEC Level 3 Extended Diplomas」(工学および航空工学)を取得できる見込みだ。


 後編は、英国データセンターが直面する人材不足について紹介する。

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