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iPhoneで「マスクしたまま顔認証」がついに実現 「iOS」の意外とうれしい機能ワクチン接種証明書機能が追加、絵文字が充実

マスクを着用したまま、「Face ID」で「iPhone」のロックを解除できるようになった。Appleが進める「iOS」の機能強化の一環だ。ワクチン接種証明書の機能など、iOSの注目すべき機能を紹介する。

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 Appleは「iOS」の機能拡充を進めている。2022年3月14日(米国時間)に配布開始した「iOS 15.4」には、マスクを着用したままでもスマートフォン「iPhone」の顔認証「Face ID」を利用できるようにする機能や、ワクチン接種証明書の機能など、さまざまな新機能が加わった。

「iPhoneでマスクしたまま顔認証」が可能に 時流に沿ったiOSの機能

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止のために、各国がマスク着用を推奨または義務化するようになった2019年から約3年が経過する中、ようやくiOS 15.4でマスク着用時のFace IDの利用が可能になった。決済サービス「Apple Pay」やWebブラウザ「Safari」などのアプリケーションでパスワードを自動入力する際、エンドユーザーはマスクを着用したままFace IDを使用できるようになる(この機能が利用できるのは「iPhone 12」以降)。

 マスク着用時に顔認識でiPhoneのロックを解除できないことについては、エンドユーザーが「Reddit」や「Twitter」などのソーシャルメディアで不満を漏らしていた。スマートウォッチ「Apple Watch」を使った認証でiPhoneのロックを解除する機能は既にあるが、今後この機能の出番は少なくなる可能性がある。

 その他iOS 15.4では「EU Digital COVID Certificate」(EUデジタルCOVID証明書)の仕様に沿ったワクチン接種証明書の機能や、新しい絵文字など、細かい新機能が加わっている。

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