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Windows 10が快適に動く“本当の最低PC”スペックはこれだWindows 10パフォーマンス問題「5つの対処法」【第2回】

システム要件は、手元のPCでWindows 10が動くかどうかの確認には役立つものの、快適に使えることを保証するわけではない。快適な動作には、PCにどの程度のスペックが必要なのか。“現実的なシステム要件”を探る。

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 PCがクライアントOS「Windows 10」を動作させるには、Microsoftが公開しているシステム要件を満たせばよい。ただし動作することと、快適に利用できることは別だ。現実的には、Windows 10搭載PCには以下のスペックが必要になると考えられる。

公式の倍どころじゃない? Windows 10“真のシステム要件”はこれ

  • プロセッサまたはSoC(プロセッサなどシステムの構成要素を1つのシリコンチップに集約した製品)
    • 動作周波数(クロック周波数)1.8GHz
  • メモリ
    • Windows 10が32bit版の場合は容量4GB、64bit版の場合は8GB
  • ストレージ
    • 容量256GB、ストレージインタフェース規格「SATA Revision 3.x」に準拠
      • より快適に使いたい場合は、形状規格「M.2」およびストレージインタフェース規格「NVM Express」(NVMe)に準拠したストレージを選択する。
  • ビデオカード
    • グラフィックス処理技術群「DirectX」バージョン12以降に準拠
      • DirectX 9の登場は2002年にさかのぼる。現在使われているほとんどのPCではまず見かけない。DirectX 12でも登場は2015年にさかのぼるものの、基本機能はDirectX 9と比べてはるかに優れている。
  • ディスプレイ
    • 解像度1920×1080ピクセル
      • Windows 10のシステム要件である800×600ピクセルのディスプレイは、2005年ごろ以降のPCではまず見かけない。2015年までには1366×768ピクセル前後のディスプレイ(HDディスプレイ)が標準となった。現代のエンドユーザーの生産性を保つためには、最低でも1920×1080ピクセル前後のディスプレイ(フルHDディスプレイ)が必要だ。

 企業がWindows 10搭載PCを生産性向上に生かすためには、どのようなスペックのPCを利用する必要があるのだろうか。第3回は、ビジネスでWindows 10を快適に利用可能なPCスペックを整理する。

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