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Windows 10が起動しないPCで「chkdsk」を実行する方法と、chkdskの代替ツール「Windows 10」ドライブ障害の対処法【第4回】

正常に起動しない「Windows 10」で、ドライブ修復機能「chkdsk」を実行するにはどうすればよいのか。chkdskの代替ツールには、どのようなものがあるのか。こうした疑問を解消する。

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 「Windows 10」が正常に起動しなくなった場合、HDDやSSDといったドライブに障害が発生していないかどうかを確認すると解決につながることがある。ドライブの状態を確認するためには、PCの起動時に、Windows 10標準搭載のドライブ診断・修復機能「chkdsk」(チェックディスク)を実行するとよい。

Windows 10の起動前に「chkdsk」を実行する方法

 PC起動時にchkdskを実行する手段は幾つかある。以下はWindows 10のインストールメディアを使う場合の手順を示す。インストールメディアがない場合、Microsoftが提供する「メディア作成ツール」(Media Creation Tool)を使って作成できる。

  • インストールメディアでPCを起動させる。
  • オプションの選択画面で「トラブルシューティング」「詳細オプション」「コマンドプロンプト」の順に選択する。
  • CLI(コマンドラインインタフェース)である「コマンドプロンプト」(Command Prompt)のウィンドウでchkdskを実行する。

企業に役立つ「chkdsk」の代替ツール

 chkdskは、ドライブの読み取り/書き込みエラーを簡単に修復できる。ドライブのデータ読み書き速度低下といったパフォーマンスの問題や、Windows 10がイベントログとして記録するエラーの解決に役立つ。ただし企業にとって、社内の全てのPCでchkdskを都度実行するのは現実的ではない。

 企業はchkdskの代替策として、イベントログなどのログを管理して、対処を必要とするPCを特定するサードパーティーツールを利用できる。例えば以下のツールがよく利用されている。

  • Zoho「EventLog Analyzer」
  • Sematext Group「Sematext Logs」
  • SolarWinds Worldwide「Security Event Manager」(旧「SolarWinds Log & Event Manager」)
  • Datadog「Datadog Log Management」

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