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クラウドCMSを選ぶならこれだけは外せない「必要最低限」の機能とは?「CMS」クラウドサービス移行の成功術【第1回】

テレワークの定着とともにクラウドサービスの採用が活発化している。「CMS」(コンテンツ管理システム)もその例外ではない。クラウドCMSへの移行を決めたら、どのような視点で選定すればよいのか。

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 企業は「CMS」(コンテンツ管理システム)をクラウドサービスに移行することによって、コンテンツの作成や共有をしやすくし、業務効率の向上を図ることができる。

 コンサルティング大手のMcKinsey & Companyによると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)を受け、企業は急ピッチでさまざまなクラウドサービスを導入した。テレワークを可能にするためだ。

 本稿はCMSに焦点を当て、クラウドサービス移行を成功させるポイントとは何かを説く。

導入したいクラウドCMSは“この機能”を備えているか?

 業務改善や社外とのコミュニケーションの強化につなげるためには、CMSのクラウドサービス(クラウドCMS)には次の機能が必要だ。

  • データ集約
    • 社内全てのデータを1つの場所に集約し、必要なデータを探しやすくする。
  • コラボレーション
    • 社内外の連携を容易にして、ビジネスの幅を広げる。
  • 業務の自動化
    • 業務を自動化して、従業員の負荷を減らすとともに生産性を高める。
  • セキュリティとコンプライアンス
    • 要件は業界や企業の規模によって異なる。どの企業でも共通して必要な機能は以下の通り。
      • データ保護(バックアップなど)
      • 法制度の違反への対処
      • 可監査性の確保
      • eディスカバリー(電子情報開示)への対処
      • リーガルホールド(訴訟に必要な証拠保全のための手順)の実施
      • デジタルフォレンジック(データの法的な証拠性を示すための手段)の実施

 第2回は、CMSをクラウドサービスに移行する際の課題と解決策を取り上げる。

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