セキュリティ分野でのAI技術のROI【後編】
「セキュリティのためのAI技術」の未来はなぜ明るいのか?
AI技術の用途はさまざまだ。中でもセキュリティのためのAI技術は、特に今後の成長が見込めるという。それはなぜなのか。
昨今、AI(人工知能)技術は新しい問題の解決に実戦投入されている。レストランチェーンを運営する企業においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて、顧客の行動パターンが大きく変化した。
「セキュリティのためのAI技術」はなぜ伸びるのか?
併せて読みたいおすすめ記事
連載:セキュリティ分野でのAI技術のROI
セキュリティのためのAI
レストランでは、いまや注文はモバイルアプリケーションで受けて、キッチンに直接連絡されるようになっている。こうした状況においては、注文の優先順位付けにおいてAI技術が大いに役立つ。この場合のROI(投資対効果)は、パンデミックによる需要の落ちこみを取り戻した時点で節約できた時間で測定する。
もう一つ例を挙げよう。銀行では、在宅勤務中の従業員も社内システムへのアクセスが必要になっており、大手銀行は利用者の行動の変化に対処する必要に迫られている。
テレワークにおけるセキュリティの脅威の高まりや、VPN(仮想プライベートネットワーク)をはじめとするネットワークリソースの負荷増大への対策として、AI技術の導入によりデータを監査し、対処が必要な重要イベントを識別する方法がある。事前の定義に沿って脅威への対処を自動化する「SOAR」(Security Orchestration, Automation and Response)は、その対策として有望だと言える。
セキュリティ強化のため、より良いAI技術に頼るのは必然
セキュリティのためのAI技術への投資の未来は明るい。経済が引き続き回復力を示す中、セキュリティ機能を強化したい大手ベンダーによるAI技術関連のスタートアップ(創業間もない企業)を対象とした投資や買収は続くとみられる。厳しい労働市場が続くと、企業は乏しい人的リソースで問題に対処する方法を見つける必要性が出てくる。これに、世界中で高まる一方のセキュリティの脅威を考え合わせると、企業がより良いAI技術に頼るのは必然であり、いずれはAI技術によるセキュリティへ投資することになる。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社うるる] 「入札市場」攻略ガイド:効率的に落札するためのポイントを徹底解説 -
製品資料
[株式会社うるる] 入札情報に特化した「販路拡大」「効率化」のためのサポートツールとは? -
市場調査・トレンド
[株式会社うるる] 公共入札に成功する企業と失敗する企業の「5つの違い」 -
製品資料
[日本ビジネスシステムズ株式会社] 専門家が教える、Microsoft 365の「テナント統合/分離」を成功に導く秘訣 -
製品資料
[rakumo株式会社] Microsoft 365での情報埋没を防ぐ、社内ナレッジを資産化する情報ポータル活用
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
2
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
3
Claude利用8割のGMO、AI人材の評価軸が「トークン管理」に変わった
-
4
IT製品の導入に関するアンケート「セキュリティ」編
-
5
「Windows 10」が入ったままの“Windows 11未移行PC”に残された延命手段
-
6
“アジャイルの壁”に挑むオリックス生命がIBMの開発管理ツールを選んだ理由
-
7
LINEヤフーはなぜ「社内の管理者」すら信用しないインフラを作ったのか
-
8
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
9
「テザリング依存」に潜む落とし穴 “遅いVPN”を解消するネット構築術
-
10
Windows 11“なぜか勝手に再起動”の真犯人は「更新プログラム」だった?
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
7
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー