Visual StudioとWebStormを「デバッグ機能」で比較 どちらが“使える”か?:「Visual Studio」と「WebStorm」の違い【第2回】
IDEの「Visual Studio」「WebStorm」には幾つかの違いがある。その一つがデバッグ機能だ。それぞれが提供するデバッグ機能の概要を解説する。
「Visual Studio」はMicrosoftが、「WebStorm」はJetBrainsが提供する統合開発環境(IDE)だ。両者の違いを幾つかの観点から見ていこう。
Visual StudioとWebStormを「デバッグ機能」で比較
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連載:「Visual Studio」と「WebStorm」の違い
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Visual Studio
Visual Studioは、ソースコードをクリーンでエラーのない状態に保つことを目指した機能を搭載する。開発者は「Find All References」(すべての参照の検索)という機能を使って、ソースコードのフィルタリングや検索を実行できる。
開発者がエラーを監視し、修正方法を特定するのに役立つ「Error List」(エラー一覧)をはじめ、エラー修正用の機能も含む。JetBrainsのVisual Studio用拡張機能「ReSharper」は、Visual Studioが検出したエラーを強調表示する。「Live Unit Testing」「IntelliTest」など、Visual Studio標準のテスト機能もある。
WebStorm
WebStormにはエラー検出に役立つ機能として、プログラムを実行してエラーを検出する「動的コード解析」や、ソースコードを解析してエラーを検出する「静的コード解析」といった機能がある。開発者はこれらの機能を使うことで、使っていない変数や無効なメソッド(処理)などを特定できる。
「Find in Files」(ファイル内検索)は、開発者が特定の文字列をプロジェクト内で検索、表示できるWebStormの機能だ。これはデバッグに役立つ。「Test Runner」(テストランナー)は、WebStormでテストを実行するための機能だ。ソースコード内の誤りのあるセクションをスキップしたり、テストを再実行したりできる。
Visual StudioもWebStormもプログラミング言語の「JavaScript」を使ったアプリケーションのデバッグが可能だ。「Node.js」や「React」といった、JavaScriptでのアプリケーション開発を支援するフレームワーク(特定の設計思想に基づくプログラム部品やドキュメント群)を利用したアプリケーションのデバッグもできる。
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