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なぜ従来型のSSOでは「アプリ乱立時代のログイン問題」を解決できないのか:意外と気が付かないSSOの盲点
シングルサインオン(SSO)によってログインを自動化すれば従業員とIT部門の負担が軽減される。だがアカウント管理の負荷を下げる対策としては不十分で、セキュリティの観点でも“穴”があるという。
業務アプリケーションは増加の一途をたどっている。経理システムや人事システムといった基幹システム、マーケティングツールや顧客管理システムなどの情報システムに加え、近年はオンライン会議ツールやチャットツールといったコラボレーションツールを利用する機会も増えた。複数のアプリケーションを組み合わせて利用するファイル管理システムやデータ分析ツールも普及している。
アプリケーションが増加してアカウントが乱立することで、ユーザーの負荷が高まっている。作業時はデバイスやアプリケーションに都度ログインして画面を遷移させなければならならず、イライラが募ることもある。ID/パスワードを忘れた場合はアカウントが再発行されるまで業務が滞る。IT部門にとってもアカウント乱立の問題は悩ましい。新入社員へのアカウント付与や退職者のアカウント削除、アカウント紛失時の再発行や問い合わせ対応などは時間を取られる面倒な作業だ。これらの問題の解決策となるのがシングルサインオン(SSO)だが、管理負荷を下げる対策として不十分だという。
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