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Webブラウザがメモリを食い過ぎる理由はこれだWebブラウザ「メモリ使い過ぎ」防止法【第1回】

快適に動作していたWebブラウザが、突然応答しなくなることがある。その主な原因が、メモリ使用量の増加だ。なぜWebブラウザは、メモリを使用し過ぎてしまうのか。

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管理者 | ストレージ | 技術解説


 Webブラウザは大量のメモリを使用する場合がある。メモリの使用量が増えてコンピューティングリソースが逼迫(ひっぱく)すると、業務に悪影響が出かねない。IT管理者は、まずはWebブラウザが大量のメモリを使用する理由を知っておく必要がある。

知っておきたい「Webブラウザがメモリを食い過ぎる理由」

 Webブラウザは、Webページのさまざまな構成要素をキャッシュ(一時保存)するためにメモリを使用する。メモリはストレージと比べて、データ読み書きなどのパフォーマンスが高い傾向がある。Webブラウザはパフォーマンス向上を重視するため、キャッシュの保存先としてメモリを積極的に使う。そのことから、メモリを大量に使用することになる。

 昨今はWebページがさまざまなコンテンツを含んでいる。WebブラウザはWebページを表示する際、レンダリング(画像や音声の生成)をする必要がある。レンダリングのためのデータ処理はメモリ使用量の増加につながる。

 最近のWebブラウザは複雑なデータ処理ができるよう、設計が進化している。例えば複数の処理を並列実行するために、1つのWebブラウザが複数のプロセス(プログラム)を立ち上げることがある。これによりパフォーマンスの向上が見込めるものの、メモリ使用量が増えやすくなるのがデメリットだ。


 第2回は、Webブラウザのメモリ使用量を測定するための方法を紹介する。

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