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Excel関数「LARGE」は何に役立つ? 「MAX」「MIN」との違いはExcel関数「LARGE」を使いこなすヒント【第1回】

便利であるにもかかわらず、あまり知られていないExcelの関数が「LARGE」だ。よく似た関数「MAX」「MIN」とは何が違うのか。LARGEの特徴と、基本的な使い方を解説する。

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 Microsoftの表計算ソフトウェア「Microsoft Excel」には、さまざまな関数がある。使い慣れていない人が、関数の仕組みを理解するのは難しい。「LARGE」は、便利だがあまり知られていない関数の一つだ。LARGEは何に役立つのか。その使い方とは。

Excel関数「LARGE」が役立つ“あの用途”と簡単な使い方

 表の中の最大値や最小値を求めるには、それぞれ関数の「MAX」「MIN」を使うのが簡単だ。だが2番目と3番目に大きい値を見つけたいなら、LARGEを使わないと難しい。

 ある範囲内の特定の値を見つける際に、LARGEが役立つ。例えばLARGEは、最大値、10番目に大きい値、100番目に大きい値を抽出するように簡単に設定できる。

 LARGEを使う手順はこうだ。まずLARGEを挿入したいセルを選択し、数式バーの左側にある「fx」ボタンをクリックする(画面1-1)。開いた「関数の挿入」のダイアログボックスにある「関数の検索」欄に、「LARGE」と入力。「検索開始」(Go)のボタンを押し、「関数名」欄に現れた「LARGE」を選択して、「OK」をクリックする。

画面1-1
画面1-1 関数の挿入のダイアログボックスでLARGEを入力できる(編集部がスクリーンショットを取得)《クリックで拡大》

 対象のセルにLARGEを直接入力することもできる。セルに、

=LARGE(配列,順位)

と入力すればよい。上記の引数「配列」には、対象のセル範囲を指定。引数「順位」には、抽出したい値の上から数えた順位を入れる。最大値を求める場合、順位を1にする。


 第2回は、LARGEを使った複雑な数式を簡略化する「ヘルパー列」の使い方を解説する。

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