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生成AIの“危ない使い方”を防ぐ「学校向けサポートパッケージ」の中身「生成AI」は教育をどう変えるのか【第4回】

「生成AIツール」はまだ新しく、利用のベストプラクティスが確立されているわけではない。こうした中、英国教育省は教育機関における生成AIツール利用を支援すべく、ある取り組みを始めた。その具体的な内容は。

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 テキストや画像などを自動生成する人工知能(AI)技術「ジェネレーティブAI」(生成AI)を実装したツールを、教育現場はどのように活用すべきなのか――。英国教育省(DfE:Department for Education)は2023年3月、こうした問いに対する一つの回答を示した。

“危ない生成AI”を防ぐ「サポートパッケージ」の気になる中身

 教育機関が、より強力なITを安全かつ安心に利用できるようにする――。こうした目的で英国教育省が提供するのが、信頼できるIT基盤作りのための「サポートパッケージ」だ。

 英国教育省はこれまで教育機関に対して、クラウドサービスやサーバ、ストレージの使用方法、情報のフィルタリング、行動の監視といったIT活用に関する基準を示してきた。今回のサポートパッケージは、教育機関がコストを節約しながら、安全にITを生かすのを後押しする。

 サポートパッケージには、教育機関がIT活用計画を策定するのを支援するサービスも含む。このサービスは、各教育機関のIT活用を評価して改善点を提案し、改善の手段を提供する。英国が優先的教育投資地域に指定するブラックプールとポーツマスの教育機関は、全国展開に先駆けて2023年秋からこれらのサービスを試験運用する計画だ。

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