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iPhoneを“怪しい無線LAN”に接続せざるを得ない場合の「最低限の対策」とは?iPhoneをマルウェアから守る方法【第7回】

安全性の確認ができない公衆無線LANに「iPhone」を接続するのは避けるべきだ。何らかの理由で接続せざるを得ない場合、iPhoneを守るための“最低限”のセキュリティ対策とは。

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iPhone | Apple | セキュリティ


 スマートフォン「iPhone」やタブレット「iPad」といったApple製モバイルデバイスをマルウェア感染から守るためのセキュリティ対策には、さまざまな種類がある。ネットワークや認証などの観点から、Apple製モバイルデバイスの具体的なマルウェア対策を整理しよう。

対策5.“怪しいネットワーク”に用心

 Apple製モバイルデバイスを公衆の無線LANに接続する場合は、その無線LANの安全性を確認する必要がある。やむを得ず、安全性を確認できない無線LANを利用するときは極力、機密情報の共有や重要システムへのアクセスを避けよう。モバイルデバイス管理(MDM)ツールの中には、アプリケーションごとに安全なVPN(仮想プライベートネットワーク)を構築する機能を持つツールがある。

対策6.「MFA」を活用

 多要素認証(MFA)とは、デバイスを使ったり、アカウントにアクセスしたりする際に、パスワードと認証コードといった2つ以上の認証要素をエンドユーザーに要求する仕組みだ。複数の認証要素を用いることにより、パスワードなど単一の認証要素が漏えいした場合でも不正アクセスを防ぐことができる。

対策7.デバイスの利用状況を監視

 Apple製モバイルデバイスで、どのようなアプリケーションを実行しているかを監視することは、セキュリティ対策として重要だ。MDMツールを使えば、Apple製モバイルデバイスのアプリケーションインベントリー(インストールされているアプリケーションの一覧)を作成し、各アプリケーションがセキュリティポリシーに適しているかどうかを確認できる。

 MDMツールの中には、マルウェアに感染したApple製モバイルデバイスをすぐにネットワークから隔離できるツールがある。マルウェアが残っている場合、企業はApple製モバイルデバイスを工場出荷時の状態にリセットすれば、マルウェアを全て消去することが可能だ。

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