「ノートPC選びのプロ」だけが知っている“うれしいセキュリティ機能”とは?:コロナ禍の収束で見直すべき業務用PC【第3回】
新型コロナウイルス感染症のパンデミックを経て、従業員の働き方は大きく変わった。業務の実態に合わせてノートPCを選定する場合、セキュリティ面ではどういった機能を考慮すべきなのか。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)を受けて、企業はかつてないスピードでテレワークに移行し、同時にテレワーク用の「ノートPC」を急いで用意することになった。パンデミックが収束しつつある中で、「ノートPCのスペックや機能が業務の実態に合わない」という声が聞こえてくるようになった。どのようなPCを用意すればいいのか。
ノートPC選定の新基準――セキュリティ機能とは?
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大半のノートPCは何らかのセキュリティ機能を搭載しているが、セキュリティを重視するのであれば以下の機能も検討しよう。
- プライバシーシャッター
- PCが搭載するカメラレンズを物理的に隠し、カメラの映像を完全に遮断する。
- プライバシースクリーン
- 左右からディスプレイを見えにくくする。例えばディスプレイに表示するデータを飛行機の隣の席からのぞき見されるのを防ぐ。
- 顔認証や指紋認証などの生体認証機能
- エンドユーザーがログインする際の安全性と簡便性を確保する。
セキュリティを一層強化したい企業向けには、IntelとAMD(Advanced Micro Devices)が提供する、セキュリティ機能を重視した“プロバージョン”のCPUがある。IntelとAMDは、クライアントOS「Windows」を搭載するPCが採用する、一般的なCPUのベンダーだ。
Intelのプロセッサの技術・機能群「Intel vPro」は、セキュリティと運用管理を重視している。OSではなく、ハードウェアベースのセキュリティ機能を使用してファームウェアとソフトウェアの侵害を防ぐのが特徴だ。AMDも同様の点を重視した技術・機能群「AMD PRO」を提供している。
第4回は、ノートPCの資産管理の考え方を紹介する。
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