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中堅・中小企業が「SASE」を実現するためのポイント高度化するサイバー攻撃に備える

「SASE」は高度化するサイバー攻撃に対抗するためのセキュリティ手法の一つだ。しかしSASEを実現するには複数の製品やサービスを導入する必要があるため、導入作業や運用管理作業が複雑になりがちだ。スムーズにSASEを実現する方法とは。

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 サイバー攻撃の高度化と悪質化が続いている。これに合わせて、セキュリティ対策にも高度な技術が必要となり、運用が煩雑になりつつある。一方でこうしたセキュリティ対策の運用に必要なIT人材は、社会問題にもなるほど、長い間不足した状態が続いている。

 こうした中で、企業のシステムを保護するためのセキュリティ対策として「SASE」(Secure Access Service Edge)が登場している。SASEは、VPN(仮想プライベートネットワーク)やインターネットなどのさまざまなネットワーク技術と、マルウェア対策ソフトウェアやMDM(モバイルデバイス管理)といったセキュリティ技術を連係させて、1つのクラウドサービスのように運用できるようにする手法を指す。SASEを実現するにはさまざまなセキュリティ機能を組み合わせる必要があるためマルチベンダー化が進みやすく、運用が複雑な作業になりがちだ。

 日本企業を支えるシステムインテグレーター(SIer)も、こうした問題に悩まされている。ユーザー企業にサービスを提供する際に、ネットワーク構築やセキュリティ対策などの複雑で時間がかかる作業に追われ、アプリケーションの開発やマネージドサービスなど、自社が得意とする付加価値の提供に手が回らなくなってしまうことがある。

 これらの課題を解決し、SASEを効率よく導入して活用するには、どうすればよいのか。


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