クラウドの見える化、最適化で注目の「FinOps」を実践するための第一歩は：見える化とコスト最適化で新たな価値の創造を

ほとんどの企業でクラウドが活用されている。だが、せっかくのクラウドをうまく運用できず、その恩恵を受けられないという課題もある。なぜ、うまく運用できないのか。その原因はどこにあるのか。解決の鍵はどこにあるのだろうか。

[ITmedia]

　クラウドサービス活用は拡大の一途をたどっている。総務省の「令和5年度版 情報通信白書」によると、クラウドサービスを一部でも利用している企業は約7割に達したほどだ。かつては「セキュリティや信頼性が不安」と言われたこともあったクラウドサービスだが、今では、金融や製造など、セキュリティを最優先する業界でも積極的に活用されている。

　だが、クラウドサービス活用の広がりに伴って課題も浮上している。コストを抑えられると期待してパブリッククラウドサービスへ移行したものの、思うようにコストを削減できないどころか、かえってコストが膨らんでしまった、というのはその典型例だ。

　こうしたコストの問題に象徴されるように、せっかくのクラウドサービスをうまく運用できていない状況があちこちで浮上してきた。解決の鍵はどこにあるのだろうか。

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