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なぜVPNは狙われるのか? ランサムウェアに備えるネットワークの守り方専門家が解説

猛威を振るうランサムウェアの侵入口として挙げられるのがVPNや取引先のネットワークだ。これらはどのような課題を抱えており、なぜ攻撃者に狙われるのか。その解決策とともに紹介する。

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 近年、VPNの脆弱(ぜいじゃく)性を突いたランサムウェア攻撃が増加している。VPNは利便性が高い一方でリスクを伴うため、セキュリティ強化のためにZTNA(Zero Trust Network Access)への移行が求められている。まずはこうした抜け穴をふさぐことが重要だ。

 VPNとともにランサムウェアの侵入口として挙げられるのが取引先のネットワークだ。どちらも利便性を重視して設けられたネットワークであり、攻撃者が狙うポイントだという意識を強く持っていないとそのリスクを見逃してしまう。

 VPNに代わってセキュアなアクセスを実現する仕組みとして昨今注目されているZTNAやSASE(Secure Access Service Edge)への移行が望まれるが、さまざまなセキュリティベンダーが製品を投入していることから選択に悩むユーザー企業もあるだろう。本稿ではVPNやサプライチェーンのセキュリティ上の課題を整理し、その解決策としてのSASE製品の選定ポイントを紹介する。


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