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検索結果上位を狙える? 動画でSEOを改善する“5つのヒント”SEOに動画を活用する【後編】

動画コンテンツはSEOの強化に役立つ可能性があるが、読み込み時間やWebページとの関連性など、活用する上で注意点がある。動画コンテンツをSEOに活用するための5つのヒントを紹介する。

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 動画コンテンツの活用は、検索エンジン最適化(SEO:Search Engine Optimization)に役立つ。SEOとは、Webページが検索結果の上位に表示されることを目的に、Webページとそのコンテンツを改善することを指す。

 ただ、動画コンテンツとWebページの関連性が低かったり、読み込みに時間がかかったりすると、SEO施策に悪影響を及ぼす可能性がある。動画コンテンツをSEOに活用する5つの注意点を紹介しよう。

動画をSEOに活用する“5つのヒント”

1.検索意図との整合性を持たせる

 企業のマーケターは、エンドユーザーの検索意図(検索エンジンにキーワードを入力する目的)と、動画コンテンツの内容に整合性を持たせる必要がある。この考え方は、エンドユーザーのニーズに応え、関心を引く動画コンテンツの作成にも有用だ。動画コンテンツがエンドユーザーの共感を得られれば、検索エンジンでより上位に表示される可能性は高まる。

 検索意図と整合性を持たせるための手順は以下の通りだ。

  • SEOツールを使用する
    • Googleの「キーワードプランナー」、Semrush Holdingsの「Semrush」などのSEOツールを使用し、エンドユーザーが検索するキーワードを把握する。ワインの小売業者の場合、SEOツールを使って「2000円以下のお薦めワイン」などの有望なキーワードを発見できる。
  • 検索意図を特定する
    • 関連性のあるキーワードを発見した後、任意の検索エンジンでそのキーワードを検索し、エンドユーザーの検索意図を特定する。
  • 動画コンテンツが表示されるキーワードを優先する
    • 一部のキーワードでは、検索結果に動画コンテンツのスニペット(Webページの簡単な説明文)が表示される場合がある。そのキーワードで検索するエンドユーザーは、動画コンテンツを求めているということだ。

2.インデックスされる条件を満たす

 従来の検索エンジンは、動画コンテンツをインデックス化したり、中身を理解したりすることはできない。しかし、動画コンテンツの内容に関連するテキストをWebページに配置することで、検索エンジンによる情報の収集(クロール)を促すことができる。

 例えば、空白のWebページに動画コンテンツを埋め込むだけでは、検索エンジンはその内容を理解できない。導入部分や動画内容を完結に書き起こした情報をWebページに追加することで、検索エンジンがインデックス化する可能性を高めることができる。

3.タイトルと説明文を最適化する

 検索エンジンは、動画コンテンツの内容を直接把握しないが、タイトルと説明文のインデックス化はできる。インデックス化されれば、検索結果ページ(SERP:Search Engine Result Page)に動画コンテンツが表示される。

 タイトルと説明文を最適化する方法は以下の通りだ。

  • キーワードを使用する
    • タイトルと説明文に検索結果と関連させたいキーワードを含めることで、検索エンジンによるインデックス化を促す。
  • キーワードを先頭に配置する
    • 可能であれば、検索エンジンが関連コンテンツを識別できるように、タイトルと説明文の先頭近くにキーワードを盛り込む。ただし、読みやすさを考慮する必要がある。
  • タイトルを60文字以内にする
    • SERPが表示するタイトルの文字数は60文字程度だ。スペースを含めて60文字を超えたタイトルを入力すると、タイトルが途切れて表示される恐れがある。
  • 説明文にCTA(行動喚起)の要素を含める
    • 関連するブログエントリ(投稿)や製品を紹介するWebページのURLなど、追加コンテンツへの誘導を促す情報を組み込む。
  • 競合のタイトルを確認する
    • キーワードで検索結果の上位に表示される動画コンテンツのタイトルを確認し、効果的なタイトルの付け方を学ぶ。

4.サムネイルを最適化する

 サムネイルは、エンドユーザーがクリックする前、動画コンテンツのプレビューとして表示される画像のことだ。高解像度かつ関連性の高いサムネイルを作成すれば、クリック率(CTR)を向上できる。

 サムネイルにキーワードを使用したり、動画の内容を簡潔に説明するタイトルを付けたりすれば、エンドユーザーが動画コンテンツの内容を理解しやすくなる。魅力的な画像を使ってCTRを高めることも可能だ。サムネイルの配色やフォントに統一感を持たせることで、ブランドの認知度を向上させることも一考だ。

5.動画コンテンツの配置に留意する

 検索エンジンは、コンテンツを素早く表示するWebページを優先的に検索上位に表示する。動画コンテンツは読み込みに時間がかかることがあるため、Webページの下部に配置するのが望ましい。これによってメインコンテンツが最初に読み込まれ、エンドユーザーがWebページを閲覧している間に動画コンテンツがバックグラウンドで読み込まれるようになる。

 ただし、動画コンテンツをメインコンテンツとするWebぺージの場合、エンドユーザーは読み込みを待ってくれる可能性がある。その場合、Webページの上部に動画を配置してもよい。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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