「ガラスの天井」だけではない? 女性を失敗に追い込む「ガラスの崖」とは:HRの流行語を紹介
SNSでは「静かな退職」「ゴーストジョブ」などの流行語があふれかえっている。これらの流行語は新しいように思えるかもしれないが、実際には長年、問題になっていた慣習も幾つかある。今回は米Informa TechTargetの記事から「ガラスの崖」について紹介する。
短文投稿サイト「X」やビジネス向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「LinkedIn」では、HR関連の流行語があふれかえっている。これらの流行語は新しいように思えるかもしれないが、実際には長年、問題になっていた慣習も幾つかある。米Informa TechTargetの記事「68 trending HR buzzwords」からそうした用語を紹介する。
ガラスの崖とは?
「ガラスの崖」とは、企業の経営危機や不況など、困難な時期に女性がリーダー職に昇進することを指す。こうした状況下での登用は、結果的に女性を「失敗しやすい立場」に追い込んでしまう可能性がある。
この概念は、女性が昇進を目指す際に直面する、目に見えない障壁を表す「ガラスの天井」から派生したものだ。
2005年、英国のエクセター大学の研究者たちが造語した。その研究によると、女性をリーダーに抜てきする際はネガティブな状況を伴うことが多く、まるで「崖っぷちに立たされている」ような状態だと指摘している。少しのミスで失敗し、崖から転落してしまうリスクが高いということだ。
近年の事例では、経営難に陥っていた米小売大手Bed Bath&Beyondのスー・ゴーブCEOや、混乱期に就任したTwitter(現X)のリンダ・ヤッカリーノCEOなどの就任が、この「ガラスの崖」に相当すると考えられている。
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