総合研究大学院大学の全国18カ所の「広域」学内ICT基盤を実現する仮想化技術

総合研究大学院大学は、全国18の大学共同利用機関法人が連携する大学院だけの大学だ。全国に散在するキャンパスの広域学内ICT基盤の再構築に当たり、同学ではプライベートクラウドを構築し、データセンターの仮想化に取り組んだ。

2015年06月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 神奈川県葉山市に位置する総合研究大学院大学は、全国18の大学共同利用機関法人が連携する大学院だけの大学で、大学としての“広域”学内ICT基盤を再構築しているのが特長だ。同学では、地理的に離れたキャンパスが全国に散在しているという特殊な大学の構造のため、一般的なICTサービスをネットワークから提供しようとすれば、おのずとクラウドサービス導入に至った。

 本資料では、同大学が「VMware vCloud Director(以下、vCloud Director)」を活用し、API連携によるアプリケーション拡張を視野に入れたプライベートクラウドを構築した手法を解説する。同学では利用者の多くはvCloud DirectorをWebアプリケーションサーバとして活用。利用希望者が利用申請してから実際にサービスを提供するまで、「VMware vSphere」と「VMware vCenter」で利用していたころはその準備に約半日を要していたが、vCloud Director導入後は約15分で完了するという。仮想化のポイントは、「ユーザーがいかに楽に運用できるか」だという同学の取り組みは、教育機関だけでなく、企業にも大いに参考になるだろう。

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提供:株式会社日立製作所
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部/掲載内容有効期限:2015年9月10日

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