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オープン・イノベーションの到来:Web2.0時代のIT戦略【第2回】
2003年ヘンリー・チェスブロー教授が提唱した「オープン・イノベーション」という概念。「Web2.0」が可能にするオープン・イノベーションとはどのような概念なのか。また、それを取り巻く新しいビジネスモデルは、どのようなものがあるのだろうか?
株式会社電通国際情報サービス
R&Dセンター
飯田 哲夫氏
【専門分野:IT戦略】
金融分野におけるシステム開発、ソリューション企画に携わる。現在は、オープンソース関連のビジネス企画を中心に、新しいSIモデルの構築に取り組む。東京大学文学部仏文科卒業、マンチェスター・ビジネス・スクール経営学修士。
前回は、ITビジネスの変遷をたどりながら、それがオープン化とモジュール化の歴史であること、またその過程において新しいビジネスモデルが生まれてきたことを説明した。そして、オープン化の流れはオープンソース・ソフトウェアという開発者によるコラボレーションによって成り立つ新しいソフトウェアの領域を生み出すに至った。
オープンソースの人気が象徴するものは、もはやオープン・イノベーションを無視しては、テクノロジーを供給する側も、あるいはテクノロジーを活用する側も、競争に勝ち残っていくことが難しいという現実だ。しかし、ITベンダーにとってオープンソースは従来のビジネスモデルを破壊するものであり、ユーザー企業からしてみれば新しい可能性ということになる。そこで今回は、オープン・イノベーションに対してITベンダー、そしてユーザー企業がどのような取組みをしているのかを見てみたい。
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制作:ITmedia +D 編集部
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