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不況の中、経営改善に向けたITの役割を高めるためのTips:CIOのためのToDoリスト
今日の経済状況の中で経営改善を実現するために、CIOが開始あるいは中止を検討すべき取り組みをリストアップした。
厳しい経済状況が続く今日、企業にとってコスト抑制、リソース配分、プロジェクトの優先度付け、業績測定、新技術の評価/導入でITが果たす役割を認識することは極めて重要である。CIOは、戦略的なプランニングプロセスを通じ、投資効率の改善とコスト削減を実現すると同時にビジネスに価値をもたらすような対策を講じる必要がある。
今日の経済状況の中で経営改善を実現するために、CIOが開始あるいは中止を検討すべき取り組みを以下にリストアップした。
開始すべき取り組み
- 3カ月ごとにプロジェクトの再評価を行い、ビジネスに有益な成果をもたらしているかどうかチェックする
- 戦略的プランニングプロセスの中でIT予算削減目標を設定し、IT予算総額を削減する
- すべての保守契約についてベンダーと再交渉する
- データベース管理システムおよび各種インフラツールを統合する
- ITアーキテクチャを全面的に見直し、簡素化・効率化を実現する。この取り組みには5年もの期間がかかることもあるが、その成果は1年以内に表れる
- 経験豊富なアウトソーシングコンサルタントと契約し、新たなオフショアリングの機会を活用する
- メモリの追加や高速ドライブの搭載などにより、デスクトップ/ノートPCのライフサイクルを延長する
- IT関連のライセンスを評価し、使用していない製品のライセンス契約を減らす
- 集中管理型システムの利用を促進し、Office Excelなどの補助的システムの利用を避ける
- サーバ、データセンター、サポートを統合する
終了させるべきこと
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