XenServer Tips
XenServerでWindowsのメモリやCPUを拡張する場合の注意点
XenServerで32ビットのWindowsを利用する場合、メモリ割り当ての上限が4Gバイトに制限される。だが、一度作成した仮想マシンに対してコマンドを実行することで、4Gバイトを超えるメモリを割り当てることができる。
XenServerで32ビットのWindows Server 2003/2008を利用する際、メモリ割り当ての上限は、デフォルトで4Gバイト(※1)に制限されている。
※1 厳密には4Giバイト(4096Mバイト)。
また、Windows Server 2003/2008 Standard EditionではCPUソケットが4つまでサポートされているが、XenServerのハードウェアが2CPUソケットの場合、デフォルトでは2vCPU以上を割り当てることができない。
以下、Windows Server環境でメモリやCPUを拡張する手法について解説する。
32ビットOSへの4Gバイトを超えるメモリの割り当て
Windows Server 2003 Enterprise Editionなどでは、「Boot.ini」ファイルでPAEオプションを利用することで、32ビットOSであっても4Gバイトを超えるメモリを利用できる。
XenServerで仮想マシン(VM)を作成する際に、例えば図1のように「Windows Server 2003(32-bit)」を選択した場合、VMの設定で「8192MB」を指定することが可能だ。
しかし、このまま設定を進めていくと、図2のように最後の画面でメモリの割り当てが「4096MB」に自動修正されてしまう。
XenServerに付属しているテンプレートでは、32ビットOSのメモリ割り当ての上限が4Gバイトに制限されているため、デフォルトのままでは4Gバイト以上のメモリを割り当てることができないのだ。
この場合、一度作成したVMに対して、XenServer上でコマンドを実行することにより、4Gバイトを超えるメモリを割り当てることができる。
作成したVMで使用できる最大のメモリ容量を確認するには、XenServerのコンソールで以下のコマンドを実行する。
xe vm-list name-label=<VM名> params=memory-static-max
今回の場合、以下のように出力される。
memory-static-max ( RW) : 4294967296
このコマンドの出力では、バイト単位で設定可能なメモリの上限が表示される。この上限を変更するには、次のコマンドを実行する。
xe vm-param-set uuid=<選択したVMのUUID > memory-static-max=<新しいメモリの上限(バイト/Mバイト/Gバイト単位)>(※2)
※2 例えば8Gバイトの場合、8589934592となる。また、Mバイトは厳密にはMiバイト
メモリ関連では「XenServerの動的メモリ制御を有効化する方法」も参考にしてほしい。
ソケット数を超えたvCPUの割り当て
Windowsによっては、XenServerのソケット数を超えてvCPUを割り当てられないことがある。
設定上は複数のvCPUを割り当てることが可能だが、例えばクアッドコアのCPUを2つ持つハードウェアにXenServerをインストールすると、コア数は全部で8つとなるが、実際にvCPUを4つ割り当てても、OSによってはVM上では2つしか認識されない場合がある。
こういった場合は以下のコマンドを用いて、該当VMに対してマルチコアの割り当てができる。
xe vm-param-set platform:cores-per-socket=xx(デフォルトは1になっているので、2~4の数値でマルチコア) uuid=<選択したVMのUUID >
xe vm-param-set VCPUs-at-startup=8(割り当てたいCPUの数、8がWindowsはMax) uuid=<選択したVMのUUID>
ただし、Windows ServerのEnterprise Editionの場合この設定は不要だ。また、この機能はXenServerの無償版では利用できない。
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