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自社に最適なERPが見えてくる――ERP選定に欠かせない4つのポイントグローバル製造業のためのERP選定【第3回】

成熟期に入ったとされるERP市場。ERPパッケージにもさまざまな特徴を持った製品が多数存在している。パッケージを理解する上で必要なタイプ別のERPの特色や、選定のポイントなどを解説する。

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 当連載の第1回「製造業が直面する残念なERPと幸せなERP」では、ERP導入動機の変遷と、製造業のグローバル化のパターンごとのERP導入アプローチについて説明した。また、第2回「心当たりある? ERP選びの失敗事例から学べること」では、架空事例を基にしたERP選定の失敗要因と、失敗しないための選定方法について解説した。最後となる今回の第3回では、ERPパッケージをタイプ別に層別し、ERP選定でポイントとなる比較項目や特色などを、さまざまな角度から検証してみたい。

ERPのタイプ

 まずはERPの特色を各種タイプ別に見てみる。タイプとしては複数の区分けが可能であるが、ここでは下記の4つの角度から、基本的な部分も含め「グローバル製造業」を意識した上で論じる。

  • 開発ベンダー(欧米製・日本製)の観点
  • パッケージの成り立ち(会計主体・製販主体)の観点
  • コンセプト(スタンダード機能型・スケルトン機能型)の観点
  • システムの形態(オンプレミス・クラウド)の観点

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