2012年上半期、クラウドで最も読まれたホワイトペーパーは?:ホワイトペーパーレビュー ベスト10
クラウドに関するホワイトペーパーの中から、2012年上半期にダウンロード数が多かった上位10コンテンツを発表。全体の傾向と上位3コンテンツを紹介する。
TechTargetジャパン「クラウド&SaaS」では、2012年1月1日〜6月30日の上半期にダウンロードされたクラウドコンピューティングに関するホワイトペーパーのダウンロード数上位10コンテンツを集計した。
1位はITエンジニアからも大注目のFusion-io、2位、3位にはGoogle Appsに関するホワイトペーパーがランクインした。
全体的に見て、Google Apps(2、3位)、クラウドERP(6位)、Webメール(10位)といった業務系SaaS(Software as a Service)に関するホワイトペーパーが人気だった。
順位 | ホワイトペーパータイトル | 提供ベンダー |
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1位 | DBのI/Oが10倍高速に!【Fusion-io社製ioDrive】検証結果とDBサーバ集約の成功事例 | リンク |
2位 | <好評につき 第2弾!!>ちょっと“オタクな”技術者が見せる。Google Appsでの開発・実装例 | ゼネラル・ビジネス・サービス |
3位 | 技術者が見せる。Google Appsでの開発・実装例 | ゼネラル・ビジネス・サービス |
4位 | 日本における脅威の状況 | 日本ベリサイン |
5位 | ファイルサーバの利用実態から分かった文書管理のベストプラクティス | 日本マイクロソフト |
6位 | ERP比較ガイド:クラウドERPコスト比較表 | アイティメディア |
7位 | クラウド基盤ソフトウェア比較表 〜Eucalyptus、CloudStack、OpenStack | アイティメディア |
8位 | 分析リポート:日本におけるマルウェア/標的型攻撃の実態 | シマンテックドットクラウド |
9位 | SQL Server 2012リリース直前、コスト高を招かない賢い導入方法 | 日本マイクロソフト |
10位 | 標準メールシステムとして導入が進む ビジネスWebメールの時代がやってきた! | トランスウエア |
今回はランキングから上位3つのホワイトペーパーを紹介する。
1位:ioDriveの検証結果と事例
DBのI/Oが10倍高速に!【Fusion-io社製ioDrive】検証結果とDBサーバ集約の成功事例
2011年11月に容量10Tバイト、130万IOPSの「ioDrive Octal」が発表されたことで、一気に注目を集めた米Fusion-ioのNAND型フラッシュメモリ技術「ioDrive」。ホワイトペーパーはその事例とあって話題を呼んだ。
ioDriveはHDD型SSDと比べて読み込みだけでなく書き込みも高速に行われ、書き替え耐性が高いことが特徴だ。ホワイトペーパーには事例だけでなく、SSDやSAS、SATAとともに「連続データの読み込み速度」「容量の大きなファイルの書き込み速度」などのベンチマークを比較した結果も記載されている。
昨今、デスクトップ仮想化やプライベートクラウドにおいてストレージI/Oがボトルネックになる場面が多い。そうした課題を解決する高速ストレージとして、ioDriveは需要の高まりが期待される。
2位:セールスフォース・ドットコムのアプリを用いたGoogle Appsの機能拡張
<好評につき 第2弾!!>ちょっと“オタクな”技術者が見せる。Google Appsでの開発・実装例
本ホワイトペーパーのテーマは、Googleクラウドプリント、OpenID、Google Appsの拡張機能だ。
Googleクラウドプリントは、外出先からスマートフォンなどを使いGmailやGoogleドキュメントを印刷する機能である。ホワイトペーパーでは、日本ヒューレット・パッカード のプリンタを使ったGoogleクラウドプリントの設定方法を解説している。
OpenIDについては、OpenIDの仕組みやメリットの他、Google AppsでOpenIDを有効化する設定方法などについて解説している。
Google Appsの拡張機能では、セールスフォース・ドットコムのアプリケーションとGoogle Appsの連携機能を紹介している。例えば、GmailとChatter.com、Gmailと(セールスフォース・ドットコムの)ワークフロー機能を取り上げる。これらの連携の仕組みやサンプルを用いた実装方法を解説している。
3位:Google Appsで実現するワークフローとデータ連携
ホワイトペーパーによると、グループウェアを選択する際に浮かび上がるポイントはワークフローとデータ連携だという。Google Appsはこの2つをどのように実装するのだろうか。
ワークフローでは、Google Appsに搭載された標準のワークフロー機能とその実装方法、Force.comなど他社のクラウドプラットフォームと組み合わせたワークフロー機能を紹介している。
一方のデータ連携では、Microsoft Office Excelやintra-martのアプリケーションなどとの連携例、Salesforce CRMやGoogle AdWordsとの連携イメージを紹介している。
Google Appsの機能拡張を検討している人にお薦めのホワイトペーパーだ。
今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、クラウドに関する技術文書や製品資料、事例紹介などを掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。
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