仮想化環境のバックアップは「初めの第一歩」が重要:物理仮想環境を包括的に保護するバックアップソリューション「Symantec NetBackup」
仮想化は企業ITにまつわるさまざまな課題を解決してくれるが、場合によっては新たな課題を突き付けることもある。その課題の1つはバックアップ。だが適切なソリューションを選んでおけばその多くは解消される。
TechTargetジャパンでは2012年6月25日から7月10日にかけて、会員を対象に「サーバ仮想化導入に関するアンケート調査」を実施した。その中で、最も仮想化が進んでいないサーバは「基幹業務系サーバ」であることが分かった。なぜ、ミッションクリティカルな基幹業務系サーバでは、いまだに仮想化技術の導入が進んでいないのだろうか?
本アンケートでは、幾つかの回答からは、企業が現在、サーバ仮想化の導入・運用に際して抱えている課題が浮き彫りになっている。例えば、「サーバ仮想化製品/ソリューションの導入で障害となる要因は?」という質問に対して、最も多かった回答は「障害時のリスク」だった。また、「仮想化環境に特化したバックアップツールを導入しているか?」という質問で最も多かった回答は、「導入していないが、今後導入したい」というものだった。つまり、仮想化環境におけるデータ保全について、極めて多くの企業が不安を抱えていることがうかがえるのだ。
企業の財務や生産にかかわるデータを管理する基幹系システムではより確実なデータの保全が求められる。データを保護することに対して、管理者の中でまだ不安が残っているからこそ、他のサーバに比べて基幹業務系サーバの仮想化は進んでいないのだろう。
これはかねて指摘されてきたことだが、仮想化環境のデータバックアップには、物理環境にはない、やっかいな課題が幾つか存在する。例えば、ある仮想サーバのバックアップ処理がホストサーバのCPUやメモリ、ネットワークなどのリソースを圧迫し、他の仮想サーバのパフォーマンスに大きな影響を与えることがある。また、仮想化によるサーバ集約が進めば進むほどバックアップデータのサイズも膨れ上がり、それに伴いバックアップ用ストレージに掛かるコストも増加していく。これら課題に対処していくことは、サーバ仮想化の初期段階にのみならず、特によりクリティカルなシステムを仮想化していく上では不可欠だ。
ではこうした課題を解決するには、一体どのようなバックアップソリューションを選べばいいのだろうか。米国の調査会社ESG(Enterprise Strategy Group)が行った調査によると、仮想化導入の進み具合によって、企業がデータ保護で留意すべきポイントは異なってくるという。例えば、まだ仮想化への取り組みを始めたばかりの企業であれば、物理環境と同じく各仮想サーバにバックアップエージェントを導入する方法でも何とか対応できる。だが、仮想化の適用範囲を広げていくにつれ、こうしたやり方は自ずと限界を迎え、仮想化環境に最適化したバックアップ手法を取り入れる必要があるとしている。
これは裏を返せば、仮想化環境のバックアップ戦略を立てる際には、現在の物理環境に対応できるだけでなく、将来的な仮想化環境の拡大を見越した上で適切なソリューションを選んでおく必要があることを示している。こうしたニーズに応えることができるバックアップ製品の1つが、シマンテックの「Symantec NetBackup」だ。同製品は、物理から仮想化環境を統合的に管理し、容易かつ包括的なバックアップとリカバリを可能にする。独自技術「V-Ray」やvStorage APIとの緊密な統合をはじめとする仮想化環境を効率的に保護するさまざまな機能により、仮想化の導入を始めたばかりの企業から、既に何千台という仮想サーバを運用している企業まで、あらゆるレベルの仮想化環境のバックアップニーズに的確に応えられるという。
ESGでは、先に挙げた調査の詳細な内容とともに、Symantec NetBackupが仮想化のさまざまな成熟レベルに応じて最適なバックアップ手段を提供することを、ホワイトペーパーに詳しく記して公表している。仮想化環境のバックアップに頭を悩ませている方は、ぜひ一読をお勧めしたい。
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