XP以上に深刻、「Windows Server 2003」が放置できない本当の理由:問題はセキュリティリスクだけではない
Windows Server 2003サポート終了は、セキュリティ対策のための単なるOS移行ではない。企業とITを競争力ある存在へと変革する絶好の機会なのだ。移行の仕方を間違えると、こうしたメリットが得られないまま終わってしまう……。
2015年7月14日、「Windows Server 2003」の延長サポートが終了する。Microsoftのセキュリティアップデートが行われなくなるため、そのまま利用する場合には安全性に大きな問題を抱えることになる。
IDC Japanの調査によれば、国内で36万台のWindows Server 2003サーバが稼働しているともいわれている。Windows Serverの中では28.2%という数字である。
企業システムの場合、セキュリティやハードウェアの耐用年数などを考慮すれば、10年以上も全く同じマシンを使い続けることは考えにくい。にもかかわらず、これだけWindows Server 2003マシンが残っているのはなぜだろうか。そこには、ユーザー企業個々にWindows Server 2003マシンを手放せない事情があるのだ。
一方で、Windows Server 2003からの移行先である「Windows Server 2012」には、単なるサーバOS移行以上の価値があるのも事実だ。しかし、そのことに気が付かず、単純にサーバおよびサーバOSだけをリプレースしては、本当のメリットを享受できないまま終わってしまう。この記事では、多くのユーザー企業がWindows Server 2003マシンから移行できない事情を踏まえ、Windows Server 2012の本当のメリット、スムーズな移行方法のヒントについてまとめた。
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