真の“ハイブリッドクラウド”の条件を読み解くための重要ポイント:パブリッククラウドの選択を見誤るな!
オンプレミスの基盤にパブリッククラウドを接続すれば、ハイブリッドクラウド環境が実現するわけではない。最も重要なことは、同じアーキテクチャ、同じ運用管理ツール、同じノウハウを相互に生かせるかどうかだ。
サーバ仮想化は既に当たり前になった。だが、それに安心して立ち止まってはいないだろうか。
エンタープライズITに課せられた課題は、サーバ統合によるコスト削減だけではない。ビジネス環境の変化に対応し、新たなリソースやサービス、アプリケーションを迅速に展開していくための基盤構築が求められる。しかも、そのコストは今まで以上にリーズナブルで、スケールメリットが得られるものでなければならない。
こうしたことを考えたとき、CIOやIT部門のマネジャーが打つべき次の一手は、おのずとパブリッククラウドの活用に絞られてくる。オンプレミスで運用すべきシステムの意義をあらためて問い直す。
そこで明確な答えの出せないシステムは、積極的にパブリッククラウドへ移行していくことを考える必要がある。当然、新規開発するシステムについては、パブリッククラウドを“最優先”の候補とすべきである。
ただし、ここで見誤ってはならないのが、パブリッククラウドサービスそのものの選択だ。オンプレミスとの間で、同じアーキテクチャ、同じ運用管理ツール、同じノウハウを共有でき、本当の意味で“シームレス”に結ばれたハイブリッドクラウド環境を実現するパブリッククラウドであるかどうかを見極める必要がある。本稿では、その条件を読み解くための重要ポイントを解説する。
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