特集/連載
常勝企業が決して軽視しない「デジタル化」「ユーザー」、そして「女性」:MITが考える目標達成のヒント
2014年の「MIT Sloan CIO Symposium」では、企業にとってチャンスでもあり、脅威でもある「デジタルエンタープライズ」にスポットライトが当てられた。
「デジタルエンタープライズを推進する」というテーマで開催された第11回となる年次シンポジウム「MIT Sloan CIO Symposium」では、「現状維持だけでなく、ビジネス戦略の決定にITを活用するために最高情報責任者(CIO)が果たすべき役割」について議論が交わされた。丸1日にわたって行われた今回のイベントは、「企業の改革を進める一方で、デジタル化に伴うかく乱要因から企業を防護するには、CIOはITをどう活用すべきか」という問題を考える上で有意義なヒントを与えてくれた。
関連記事
- 「IT業界で働きたい」若い女性はわずか9% 魅力を伝える取り組みが始まる
- “セキュ女”育成計画始動――女子大生をもっとセキュリティ業界に
- “品女”はなぜ「企業向けEvernote」を大規模導入したのか
- 女性か男性かでCIOの給与が変わる? IT給与調査が示す性別の影響
- 女性開発者が体験した、ソフトウェア開発“業界あるある”
1. 3つの強みを持つ
「かく乱要因に対する最大の防御は強くなることだ」――米Massachusetts Institute of Technology(マサチューセッツ工科大学)情報システム研究センター(MIT CISR)のピーター・ワイル上席研究員はオープニングパネルでこのように語った。「問題は何に対して強くなるかということだ」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.