特集/連載
「Amazon DynamoDB」と「Amazon SimpleDB」――あなたの会社には向いているのはどちら?:AWSの2大NoSQLデータベースサービス
「Amazon DynamoDB」と「Amazon SimpleDB」は、アプリケーション開発の柔軟性向上とアプリケーション開発時間の短縮を実現する。これらのメリットを最大限に引き出すには、自社のニーズに合ったデータベース環境を選択する必要がある。
「NoSQL」データベースは拡張性に優れ、Webアプリケーションの開発時間を短縮できる。固定スキーマを使用する「リレーショナルデータベース」(RDB)とは異なり、NoSQLデータベースの多くはスキーマを用いないので、開発の柔軟性にも優れる。米Amazon Web Services(以下、Amazon)の「Amazon SimpleDB」(以下、SimpleDB)と「Amazon DynamoDB」(以下、DynamoDB)は、人気が高いNoSQLデータベースだ。
DynamoDBとSimpleDBは、完全管理型の非RDBであり、データの保存、クエリ、管理を行うためのシンプルなAPIを備えている。これらのデータベースは、柔軟なデータベースデザインを必要とするアプリケーションに適しているが、両者の間には幾つか相違点もあるため、使用するアプリケーションに応じて選択する必要がある。
関連記事
- AWSの4大データベースサービス、特徴と使い道
- Amazonのクラウドデータベース「DynamoDB」はSQL Azureの脅威になるか?
- RDBMSの牙城に食い込むNoSQLデータベース
- Facebookが重大な関心を寄せる「グラフデータベース」とは何か?
- Facebookも真っ青、「グラフ検索」でカード犯罪も“検索”
小規模データベースの管理にはSimpleDB
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.