SSDと仮想化で実現する「ハイパーコンバージドインフラ」:技術革新がもたらすストレージとデータセンターの変化
急速な進化を遂げるディスクとそれに伴う階層化や仮想化技術で、ストレージやデータセンターはまさに日進月歩で進化してきた。そして、今また一段と大きなパラダイムシフトが起きようとしている。
上の2つの写真は、同じデータセンターの様子を撮影したものだ。とても同じデータセンターとは思えない違いがあるだろう。左側の写真は、長いケーブルがごちゃごちゃしている、従来よく見るデータセンターの様子だ。右側の写真はケーブルは最小限で、すっきり整然とした印象である。
この違いは、サーバやストレージなどを集約する「コンバージドインフラストラクチャ」によるもの。コンバージドインフラストラクチャは、米大手のネット企業など、柔軟なスケールアウトと迅速性が求められるネットビジネスの世界で開発され、その旺盛な成長を支えてきた技術だ。サーバやネットワーク、ストレージに加え、運用管理ツールなどのソフトウェアを単一パッケージに統合し、必要に応じて筐体を抜き差しするだけで簡単にスケールイン/スケールアウトを可能にする。プロトタイプテストから大規模システムにまで柔軟に適用可能で、故障時の交換なども容易にできる。その最先端のコンバージドインフラストラクチャが、いよいよ普通に手に入る時代となったのだ。
まさに「第3のデータセンター革命」ともいえる、このアーキテクチャを支えるのは、共有ストレージを用いず、一般的なIAサーバと汎用ディスクにソフトウェアでストレージ機能を盛り込んだ「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ」である。
ハイパーコンバージドインフラストラクチャには、どのようなメリットや価値があるのか。また今、その中核要素であるストレージの世界で何が起きているのか。ストレージ分野のエキスパートに話を聞いた。
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