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『カールじいさんの空飛ぶ家』は“早く失敗する”文化が生み出した、Pixar社長が語る:【前編】Gartner Symposium/ITxpoリポート
米Gartnerが最近開催した年次イベントから、「失敗の2つの側面」「コグニティブコンピューティングに賭けるIBM」「データ責任者と分析責任者の違い」といったトピックを取り上げる。今回はその前編。
米Pixar Animation Studiosと米Walt Disney Animation Studiosの社長を務めるエド・キャットムル氏は、「われわれの映画はどれも、製作当初はひどい代物だ」と著書で述べたことがよく引用されてきた。同氏は2015年10月に米国オーランドで開催された「Gartner Symposium/ITxpo」で、この言葉は謙遜ではないと数千人の聴衆に語った。
厳しい自己評価だが、キャットムル氏の言わんとするところは、新しいアイデアが完璧であることはまずないということだ。そこで同氏は自身のチームに、次の傑作を目指す中で繰り返しアイデアを出すこと、さらには失敗することを奨励している。
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