特集/連載
スタートアップが逃れられない「創業6カ月目の憂鬱」とは?:木を見て森を見ず(1/2 ページ)
新規ビジネスを立ち上げて数カ月、全てが順調に進んでいるように見えた。「何かが違う」と感じ始めたのは、まさにそのときだった――。スタートアップが直面した葛藤の正体は。
私はある日、コンピュータとスケッチブックを持ってカンファレンスルームに座っていた。新規クライアントのユーザーインタラクション戦略について考えているときだった。私と長い付き合いがあり、ビジネスパートナーの1人でもある友人がどうにも浮かない顔で部屋に入ってきた。
彼は後ろ手でドアを閉めると、椅子に崩れ込むように座り、黙り込んだ。私は彼に少し時間を与え、何か悩みごとがあるのなら、心の中で思っていることを全て吐き出すように促した。
「われわれは焦点を失いかけていると思う」と、彼は言った。
併せて読みたいお薦め記事
スタートアップ関連事例
ITが経営を変える
いつの間にか見失っていたもの
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.