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WindowsでもiPhoneでも安全にデータ保護、Microsoft買収技術は本当にすごい?:ファイルレベルのセキュリティ対策を実現(1/2 ページ)
ユーザーの要求はIT関連技術の進化を超えるスピードで拡大する。今や、その進化に1つの企業だけで対応することは至難の業となった。その問題を解決するのが高度な技術をもつ企業の買収だ。
米Microsoftは、イスラエルのSecure Islands Technologiesを買収し、同社が持つファイルレベルのセキュリティ技術を「Microsoft Azure Rights Management Service」に組み込むことを計画している。
この買収により、モバイルデバイスを使うエンドユーザーはセキュリティレベルを落とすことなく、オンプレミスシステム、サードパーティーのクラウドサービス、Microsoft Azure、「Office 365」「Windows」「iOS」「Android OS」の各デバイスを含めて、どのような場所で利用するデバイスに対してデータを安全に保存できるようになるという。
Secure Islandsは、モバイルデータの保護を考慮して設計している。データ損失を防ぎ、情報の追跡が可能で、企業が直面する“シャドーIT”問題によるリスクの軽減に有効な機能を持つ。その具体的な挙動について同社は、以下のように説明している。
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